シュフが地球を救う! 不要な子ども服をエコフレンドリーに

シュフが地球を救う! 不要な子ども服をエコフレンドリーに

ある日、「サイズアウトした子供服って、どうしている?誰かに譲るにも、匂いとか気になるよね。」と友人から連絡が来ました。
子供の成長は、あっという間に身体が大きくなり、嬉しくも寂しくもあります。
子供には替えの服がたくさん必要なので、サイズアウトする服は少なくないですし、モノによってはどうするべきか、私の友人のように迷ってしまう場面もあります。

子供服に限らずに着なくなった、又は着られなくなった衣類はどうするのが良いのでしょうか。
私自身がこれまで実践していたことに加え、友人からの質問を機に、新たに知った手段もあったので、今回は「不要な服を、環境に優しく循環させる方法6つ」を提案します。
そして、不要な服や古着の上手な活用がSDGs にどう貢献するのかも一緒に考えていきましょう。

まだ着られる服はどうする?

着られる状態の衣類を捨てるのは、「もったいない」と感じられる方は多いと思います。
ゴミとして出してしまうのは簡単かもしれませんが、自然環境を配慮すると上手に循環させたいところです。そこで、下記の4 つの方法を提案します。

親戚や友人に譲る

これは定番であり一番簡単にできる方法かもしれませんが、私の友人のように匂いなどを気にして、服を譲るのに抵抗感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
要るかどうかは気が置けない間柄であれば、一度聞いてみると、意外にも喜んで受け取ってもらえることがあります。

私はもっぱら友人たちから譲ってもらう側なのですが(笑)、服や肌着など身に着けるモノに加え、使わなくなったおもちゃやベビーゲート、スニーカーも無料で譲ってもらい、すごく助かっています。
「捨てるのを迷っていたから」と感謝され、友人の手間も省けているようでした。

ベビーゲート
友人に貰ったベビーゲートは大活躍。ちなみに次女が身に着けている肌着もお下がり。

リサイクルショップ、フリマアプリで売る

以前の記事でもご紹介した通り、私はリサイクルショップを活用します。フォーマルな服やブランド物は買い取ってもらいやすいので、そういう服はまず店頭に持って行きます。
前回は子供の冬用コートを持ち込んだのですが、買い取り価格は1 円でした!(笑)使用感があったからでしょうか。

新品もしくは未使用に近い衣類を持ち込めば、もう少し高く値段がつくかもしれません。でもそのまま廃棄してしまうより、1 円でも買い取ってもらって、欲しいと思われた方の手元に届けばゴミの削減と同時に資源のムダ使い削減に繋がります。

モノによっては、フリマアプリも活用します。子供服を売った経験はないのですが、習い事用のレオタードやイベントで着用する衣装などの購入の際は、まずフリマアプリでチェックします。1~2度しか使っていない商品が安く種類豊富に売られていますし、実際に買い取って気になるところはなかったです。

私の経験では、女性服がなかなか売れなかったのですが、男性服は需要が高く、特に父が着なくなったブランド物のワイシャツやスーツは早々に購入してもらえました。

寄付をする

私はフィリピンに親戚がいて、服を買えない家庭がたくさんあると聞いているので、まだ着られる状態の普段着は必ず寄付するようにしています。去年のクリスマス前にその服を受け取った私の親戚がきれいに洗濯、アイロン掛けをして子供や親御さん達にクリスマスプレゼントとして贈ったら、とても喜ばれたと聞かせてくれました。
送り先は年中暑い島国なので、そこに住む子ども達が着られる夏物衣類に限定し、無駄な衣類を送らないようにしています。

というのも、各国で服の寄付が迷惑になる問題が起きているのも事実。地域のニーズに合わない寄付をしたり、古着の回収量が多すぎたりして、結局ゴミになってしまっているのです。寄付をする際は、必要とされているのかをしっかり確認する必要があります。
(データ元:https://forbesjapan.com/articles/detail/48687

私のように個人的な寄付先がなくても、寄付を募っている企業や団体、個人で活動している方を探してみるのはいかがでしょうか。
信頼できる寄付先を紹介している記事もありますので、参考にしてくださいね。

「古着&不要な服は寄付できる!おすすめの寄付先一覧と注意点」ELEMINIST より

資源回収に出す

自治体や学校で、古着を回収する場所や機会はありませんか?私は近所に資源回収ボックスがあったり、長女が通う園で月に1 度、資源回収日があるので「汚れてはいないけど売ったり譲ったりはできない衣類」はそちらに持って行くようにしています。

気になるのは、回収された古着の行方。今回は、古着など資源を回収して再利用する事業の「株式会社 鈴六(愛知県岡崎市)」様(以下略称)にお伺いしました。

鈴六のホームページはこちら

「鈴六」は細かいマニュアルを基に、リサイクルできるかどうかを手作業で選別、回収した古着の95%をリサイクルしています。

まだ着用できるモノ(50%)は鈴六から輸出商社を通して東南アジアを中心に海外へ輸出しています。

30%は自動車部品としてフェルトに加工し、他社の工場で普通自動車1 台に4~5 ㎡使用されています。このフェルトは断熱・防音の効果があるため、ボンネットの裏や運転席の足元のダッシュサイレンサー(エンジンルームから車室内に侵入する音の低減をするもの。)、床のカーペットの裏にも貼っています。

残りの15%は工業用ウエスとして自社工場で加工しています。工業用ウエスは製造工場や自動車整備工場で使用されており、「鈴六」は100 年以上、このウエスを製造・販売しています。

さらに、「ファイバーソイル」という古着からできた土も販売しています。
工業用フェルトを作る際に出てしまう端材をどうにか再利用できないかという思いから、10 年にわたって研究・開発されたのが「ファイバーソイル(ポリエステル培地)」で、野菜や果菜、花などの培地として使うことができます。
土と比べて軽く、汚れにくいため、老若男女問わず扱いやすいのが特長。培地自体に養分がないため、肥料のコントロールがしやすく、土から湧く虫や害虫が付きにくいのも良い点です。軽量なので鉢などが倒れないように対策し、液肥や肥料を必ず与えないといけませんが、柔らかい培地のため植物の根張りがよく、土の連鎖障害(毎年同じ場所に同じ作物を栽培すると、土の中の病菌や有害センチュウの密度が高くなったり、土の中の栄養分が不足したりして野菜の育ちが悪くなること。)がないことを考えると、ファイバーソイルを使用するメリットは多いと感じます。

古着改修
鈴六様より画像を拝借しました

同じ岡崎市内の飲食店では、このファイバーソイルで育てられた野菜を使った料理を提供しており、上手に循環されている様子です。
古着がこのように環境への負担を減らす方法で再利用されているのであれば、ゴミとしてではなく資源として出すようにしたい、と改めて感じました。
とはいえ、再利用には作業者の手間や加工にかかるエネルギーが必要なのを忘れないようにしたいです。
汚れや破れはひどくないか、濡れていないか、回収できる衣類であるのかなど、注意点をしっかり確認してから回収拠点に持っていきましょう。「鈴六」鈴木社長によると、外観検査で手間がかかるので古着を裏返さないでほしい、また着用・使用可能な古着とバッグなどの雑貨を積極的に資源として出してほしいとのことでした。
本記事のメインテーマでもある子供服も、「鈴六」には多く集まり、東南アジア諸国では人気が高いためリユース品として沢山輸出しています。

古着改修
岡崎市内のドラッグストアに配置されている古着回収ボックス。既にたくさん持ち込まれていました。

私も最近衣替えでサイズアウトした子供服がたくさんあり、まだ状態が良いので、「鈴六」の回収拠点に持ち込みました。

海の向こうに住む子供達が着てくれるのかな、もしくはウエスやファイバーソイルに生まれ変わるのかな。今までありがとう、そして何かの役に立ちますように…そんなことを想いながら、回収ボックスに入れました。

最後に、今回快くご協力いただいた「鈴六」鈴木社長へお礼を申し上げます。

もう着られない服はどうする?

まだ着られる服は良いとして、汚れがあると資源回収には出せないし、穴やほつれがひどいと売ったり譲ったりすることはできません。やっぱりゴミ行きか…と諦めてしまう前に、活用できる部分は何かに変身させていきましょう!

リメイクする

こちらは私の義母が、姪の着ていたベビー服を使って作ったぬいぐるみです。
子供たちにとっても、親や祖父母にとっても、小さい頃の思い出を残す形としてとても可愛いですよね。

私は裁縫が苦手なのでぬいぐるみを作るのは少しハードルが高いですが、子供の工作に使ったり、ガーランドを作ったりなど、様々な形でリメイクができます。
以前6 歳の長女と一緒に、空いたお菓子箱に不要な布を切り貼りして入れ物を作った時に、娘は小さい頃に着ていた服や小物の生地だと覚えていたようで、当時の思い出を話しながら楽しく工作ができて、とても良い時間になりました。
その時作った箱はすでにボロボロになってしまったので、残念ながら画像がないのですが…次はガーランドを作って、おもちゃ部屋に飾りたいと思っています。

ウエスにする

エシカル、ここから Vol.13」でも提案されていたように、掃除用のウエスにするのも1つの手です。
仕上がりを気にせず、ざくざくとハサミで切ってしまうだけなので簡単!普段のひどい汚れの拭き掃除にもいいですし、子供が何かをこぼしたり汚したりした時に、ティッシュやキッチンペーパーではなく、これを使えばゴミの削減と資源のムダ使い削減になります。

まとめ – 古着はどうSDGsに貢献する?

-古着はどうSDGs に貢献する?-「不要な服を、環境に優しく循環させる方法」として、・親戚や友人に譲る・リサイクルショップ、フリマアプリで売る・寄付をする・資源回収に出す・リメイクする・ウエスにする以上6つを提案しました。

皆さんの生活に取り入れられそうな方法はありましたか?
SDGs の目標12に「つくる責任、つかう責任」がありますが、不要な服・古着のリユース(再利用)はゴミの排出と資源のムダ使いを必ず減らし、環境を守ることにつながります。
一人の生活者として、今回テーマとして取り上げた衣類をはじめ、持っているモノを大事に使う意識は忘れないようにしたいですね。
私たちの日々のアクションが、地球を守ること、より良くしていくことに貢献すると思います。

ちょこっとアロマレッスン

今回は、衣服を守るための防虫アロマグッズの作り方をご紹介します。
衣服へ天然の香りづけにもなるので、人工的な香りが嫌いな方におすすめです。

【用意するもの】

  • 布製の袋、または不要な服から出た端切れ ※布は目の細かいモノを選びましょう。
  • 重曹 適量
  • お好みの精油 3~5滴

(ラベンダー、ユーカリ、ペパーミント、ティーツリー、シトロネラがおすすめ。どれも防虫効果が期待できる上、安価なため使いやすい精油です。)

【作り方&使い方】

  1. 袋を使う場合は、その袋の中に重曹を。端切れを使う場合は、布を広げて重曹を乗せます。
  2. 重曹に精油を垂らし、袋の口をしっかり閉じます。端切れを使う場合は、重曹が漏れないようにしっかりとリボンなどで結びます。
  3. 洋服ダンスの引き出しや、収納ケースの中に入れて使います。

天然の香りを使用しているため、どうしても香りが弱くなるので、2 週間~1 か月を目安に、精油を垂らすと持続効果が期待できます。精油の色がつかないように、色移りが心配な服には直接乗せないように気を付けましょう。

(過去のインスタグラム投稿より)

今あるものを活用しながら、丁寧に衣服のケアをして、少しでもゴミの削減と資源のムダ使い削減につなげたいですね。

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。

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