バスルームからプラスチックの削減を始めよう

バスルームからプラスチックの削減を始めよう

わたしたちは、日々生活する中で様々な形でプラスチックを消耗しています。そこで今回は、バスルームで使われているプラスチックを削減するための方法についてお伝えしようと思います。

※なぜプラスチックを減らさなければいけないかは、プラスチックの問題をご確認ください。

お風呂に入るたびに海を汚している

ず、シャンプーやボディソープなどを入れるためのボトルは大体がプラスチック製、そして詰替え用の袋も柔らかいプラスチック製です。
次に、体を洗うボディタオルもプラスチック製のものが多いですね。それ自体がプラスチック製であるのも良くないのですが、深刻なのは使用するたびに細かいマイクロビーズが海へと運ばれるということです。さらに、ボディソープや洗顔フォームにはプラスチックの微粒子であるマイクロビーズが入っています。
ということは、わたしたちはお風呂に入るたびにマイクロプラスチックを海へと流していることになるのです。

しかし、安心してください!

そんな海の汚染を進める要因となっているお風呂ですが、私が思うにプラスチックの削減を始める上で、バスルームは一番始めやすい場所と言えるのです。

固形石鹸を使ってみよう

スーパーやドラッグストアで売られているボディソープや洗顔料などは、大体が液体かゲル状で、ボトルやチューブに入っていることが多いかと思います。そして詰替え用を買うにしても、プラスチックに入っているため、ボトルを買うよりはましという程度です。しかし、そういったプラスチックの消費をゼロにできる方法があります。

それはとてもシンプルで、固形の石鹸を使うことです。

中でもマルセイユ石鹸は全身を洗える万能石鹸で、ミニマリストの方にも愛用されています。100%天然素材でできているため、環境にはもちろん、敏感肌の方も安心です。さらに、オリーブオイルでできており保湿効果があるためお風呂上がりに肌が突っ張ることもありません。

ちなみに、まさかりは体と顔はマルセイユ石鹸で洗っていますが髪の毛に関しては毛質がゴワゴワしてボサボサになるタイプで、きしみが気になるのでラッシュの固形シャンプーとコンディショナーを使用しています。ラッシュはクルエルティフリーで有名ですが、その他にもヴィーガン製品やエシカル、さらに環境にも配慮している企業なので安心です。

 

自然素材のボディタオルやスポンジを使おう

ボディタオルもお店で売っているものはプラスチック素材が多いですが、中には麻や絹、コットン素材でできたボディタオルが売っています。スポンジならヘチマたわしや海綿スポンジもあります。それらを使用することにより海へのマイクロプラスチックの流出を防ぐことができます。上記のものは全て自然由来なので、細かくなって海に流れ出ても、微生物が分解してくれます。

ちなみに、ヘチマたわしなら自分で作ることができます。ヘチマは、春に植えれば、夏にはゴーヤのように天然のカーテンになり冷房の節約もできるので、CO2削減にも繋がります。ヘチマの育て方と作り方は「暮らしーの」のブログを参考にしてみてください。

両刃カミソリを使ってみよう

カミソリも歯ブラシと同様、使い捨てのプラスチックが多く販売されています。両刃カミソリならホルダー部分がステンレス製のものが多く、刃の部分を変えれば長期に渡って使用することができます。刃の部分も、50枚入りで1,000円ほどで購入できるようなので、お財布にも優しいです。ただ難点は使い方に慣れるまで少し時間がかかるようです。

一生生えてこなくても良い!という方には、永久脱毛をおすすめします。そうすれば、何も手入れしなくていいので、一番のゼロ・ウェイストです。少々お金はかかりますが、日々の手入れの必要もなくなるので、やって見る価値はあるかと思います。

 

歯ブラシを竹製のものに変えてみよう

歯ブラシもプラスチック製で交換頻度も多いため環境に優しいとは言えません。そこで登場するのが竹歯ブラシです。竹は成長が早く、50~60日で20メートルまで伸び、そこからは成長が止まります。そのため、木と比べて環境にも負荷がかかりません。
まさかりは竹歯ブラシを店舗で販売しているのを見たことはありませんが、ネットでは竹製の歯ブラシが販売されています。

ただ、竹歯ブラシはプラスチックと違い自然素材なのでなめらかではありません。まさかりは口を開けて歯を磨くようにしていますが、口を閉じて磨く方には唇が擦れて痛くなる場合もあります。もし慣れるのが難しかったら、プラスチック製の歯ブラシを使用後まとめておいてテラサイクルへ送るのも一つの手段です。
テラサイクルでは他にもいろいろなプラスチック製品を回収しリサイクルしているので覗いてみてください。ただし直接テラサイクルへと発送する場合はある程度の量が無いと受け付けてくれない為、個人では難しいかと思います。お近くの回収拠点へと持っていきましょう。

歯磨き粉を手作りしてみよう

歯磨き粉もプラスチック製のチューブに入っていたり、スクラブ入りのものだとマイクロプラスチックが含まれている可能性があります。

まさかりはまだできていませんが、一番の削減方法は何と言っても手作りすることです。こちらのサイトでは色々な手作り歯磨き粉の作り方が書かれています。

まさかりの場合、花王がマイクロプラスチックを使用していない天然由来のスクラブを使用しているとのことで、クリアクリーンを使用しています。しかし、やはりチューブがプラスチックなので、いずれ時間が取れた時に手作り歯磨き粉も試してみたいと思います。

参考サイト

花王 マイクロプラスチックビーズへの対応

まずは自分にできることからやってみよう

色々と例を上げてみましたが、自分には無理!となって足がすくんでしまう方もいるかも知れません。ですが、大丈夫です!全てをやらなければいけないという訳ではありません。私もまだできてないことは山程ありますが少しずつ無理のない範囲で始めています。あなたも、自分のできるところから始めてみませんか?

その1歩が全ての始まりなのですから。

*文中の「プラスチック製」表記にはナイロン、ビニール等のプラスチック由来の材質を含みます。

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